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世界中で最も有名なペルーの民謡の一つといえる
オペレッタ「El Cóndor Pasa」の一曲としてアンデスの民族音楽を基にして1913年に作曲された
原曲に歌詞はなくメロディーのみ
それにポール・サイモンが英語の歌詞をつけて
1970年にアルバム「Bridge Over Troubled Water」に収録、世界的大ヒットとなった

ちょっと不可解な内容の歌詞だが
この歌詞はソビエト(現ロシア)に対する消極的抵抗を表しているという説がある

スズメは自由ですばやく好きなところへ行ける
一方カタツムリはなかなか前へ進むことが出来ない

ハンマーは力の象徴
クギはハンマーによって一箇所に打ち付けられ動くことが出来ない
もし引き抜かれても 
それはもうもとの形をとどめてはいない

そうしてその次の節は
共産主義の抑圧、自由を失うことの悲しみ・嘆きを訴えている

森では木々は自由に枝を伸ばし高く育ってゆく
しかし 町の通りは整然と整えられ、固く舗装され踏みつけられる

大地を自分の足で感じる・・・これは自由であることの象徴的な言葉

この説が正しいのか間違っているのかは分らないが
十分に納得のゆく説明だと思う

最後に紹介したのはフェルナンド・リマの歌う「コンドルは飛んでゆく」
こちらの詞について何時、誰によって書かれたか分らないが
「コンドルは飛んでゆく」というタイトルにはこちらの方がピッタリの内容だと思う

*********************************

カタツムリよりスズメになりたい
そうスズメにね
なれるものならね
きっとなれるさ

クギよりもハンマーになりたい
そうハンマーにね
もしなれさえしたら
きっとなれるさ

遠く 飛び去ってしまいたい
ここにいた白鳥が行ってしまったように
大地に縛り付けられた人は
この世に
悲しみの声を響かせる
一番悲しい声を

町の通りになるのなら森になりたい
そう森にね
もしなれさえしたら
きっとなれるさ

この足で大地を感じていたい
そう感じていたい
もし感じることさえできたら
きっとできるさ

***********************

I'd rather be a sparrow than a snail.
Yes I would.
If I could,
I surely would.

I'd rather be a hammer than a nail.
Yes I would.
If I only could,
I surely would.

Away, I'd rather sail away
Like a swan that's here and gone
A man gets tied to the ground,
he gives the earth
its saddest sound,
its saddest sound.

I'd rather be a forest than a street.
Yes I would.
If I only could,
I surely would.

I'd rather feel the earth beneath my feet,
Yes I would.
If I only could,
I surely would.

*******************

「コンドルは飛んでゆく」 byフェルナンド・リマ

アンデスに住むコンドルは目を覚ました
喜びに満ちた夜明けの光とともに
翼をゆっくりと広げて
青い水をたたえた川に舞い降りて水を飲む

彼の後ろに広がる大地には
緑が広がり 愛と平和が満ちている
彼の後ろに広がる草原には花が咲き
太陽の恵みを受けた麦畑はいっせいに芽吹く

僕の上を飛んでゆくコンドルは言った
ついておいで 空高く昇ると見えるものがある
そこで僕はコンドルの背につかまり
もっともっと空高く飛んでいった

大地を見下ろすと
そこには僕が見た世界とは違う世界がある
国境なんて目に入らない
広い世界
見えたのはただそれだけ

コンドルは舞い下りた
よろこびに満ちた夜明けのアンデスに
彼が繰り返し歌うのが聞こえる
全ての兄弟達は平等に生まれついていると

彼の後ろに広がる大地には
緑が広がり 愛と平和が満ちている
彼の後ろに広がる草原には花が咲き
太陽の恵みを受けた麦畑はいっせいに芽吹く


サイモンとガーファンクルバージョンはこちらから

カウンターテナーのフェルナンド・リマの透き通った歌声はこちら

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若者がかつての恋人に「縫い目のないシャツを作って涸れ井戸で洗うように」など
不可能と思われる仕事を次々に要求して、それが出来たら再びよりを戻そう・・・と歌い
女性からも同じように達成不可能な仕事を男性に要求して
それが出来たら希望の縫い目のないシャツを作ってあげようと答える
本来はデュエット曲であった

オリジナルは古くからスコットランドで歌われていた「エルフィン・ナイト」という民謡といわれ
これが歌い継がれてゆくうちに様々に変化して18世紀末には多くの歌詞が伝えられた
現在伝わっている歌詞 - "parsley, sage, rosemary and thyme" -
と繰り返されるバージョンは19世紀の民謡'Riddles Wisely Expounded - うまく解けた謎'
からの借用されたフレーズらしい

この"parsley, sage, rosemary and thyme"が何を意味するのかあまり詳しくは伝わっていないが
これらのハーブは異教徒の間では「恋の妙薬」であると言われている
また一説にはペストの流行と関係あるとも言われている
中世にはペストで死んだ人間の臭いが感染の原因であると考えられ
これらの臭いを消すために"parsley, sage, rosemary, thyme"のハーブが使われた
歌い手が望むのが"a cambric shirt … without a seam"ではなく
"a death cloth to cover once the singer he/she dies"と
「歌い手(自分)が死んだ時、その死体を包む布」を望んでいる歌詞もあるので
猛威を振るったペストとの関係も否定できない

1965年サイモンがロンドンでマーチン・カーシーを通してこの曲を知り
ガーファンクルが新たに反戦詞を加えて1966年にリリースした
その際サイモンとガーファンクルが作者として著作権所有者となったので
カーシーとの間に感情のずれが生じた
サイモンは2000年にロンドンでコンサートを開いた時に
カーシーを誘い共にこの曲を歌った
感情に行き違いはこのときまで続いたといわれている

メロディーが美しいだけに
バックでかすかに聞こえる反戦の歌詞が恐ろしく響く気がする

★スカボロウの市
北海に面した町スカボロウは中世より交易の拠点として重要な地点であった
13世紀半ばより毎年8月15日から45日間にわたって開かれる市には
英国国内はもとよりノルウェー、デンマーク、バルチック諸国、東ローマ帝国からの商人が訪れていた

******************************

スカーボロウ・フェアに行くのかい
パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイム
そこに住んでいる人によろしく伝えてくれ
彼女はかつて僕の恋人だった

カンブリックのシャツを作るように言ってくれ
パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイム
継ぎ目も針目もないシャツを
そうすれば彼女は僕の真の恋人になるだろう

*カンブリック:薄手で軽い綿織物

(緑深い丘の斜面に)
(雪に残ったすずめの跡をたどって山頂へ)
(山の子供は毛布と寝具に包まって)
(鳴り響くラッパの音にも気づかず眠り続ける)

彼女に伝えてくれ 海と浜辺の間に
パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイム
1エーカーの土地を探してくれと
そうすれば 彼女は僕の本当の恋人になるだろう

(丘の斜面に木の葉が散って)
(銀色に輝く涙が墓を洗う)
(兵士が銃をきれいに磨いている)

彼女に伝えてくれ 革の鎌で刈りとるようにと
パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイム
そうして全てをヒースの束にまとめたら
そうすれば 彼女は僕の本当の恋人になるだろう

(戦いの大砲が鳴り響き 緋色の服をまとった大群は炎に包まれる)
(将軍は兵士達に「殺せ」と命令する)
(とっくに忘れてしまった戦う理由 それでも「戦え」と命ずる)

スカーボロウ・フェアに行くのかい
パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイム
そこに住んでいる人によろしく伝えてくれ
彼女はかつて僕の恋人だった

****************************

Are you going to Scarborough Fair
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine

Tell her to make me a cambric shirt
Parsley, sage, rosemary and thyme
Without no seams nor needle work
Then she'll be a true love of mine

(On the side of a hill in the deep forest green)
(Tracing of sparrow on snow crested ground)
(Blankets and bedclothes the child of the mountain)
(Sleeps unaware of the clarion call)

Tell her to find me an acre of land
Parsley, sage, rosemary and thyme
Between the salt water and the sea strands
Then she'll be a true love of mine

(On the side of a hill a sprinkling of leaves)
(Washes the grave with silvery tears)
(A soldier cleans and polishes a gun)

Tell her to reap it with a sickle of leather
Parsley, sage, rosemary and thyme
And gather it all in a bunch of heather
Then she'll be a true love of mine

(War bellows blazing in scarlet battalions)
(Generals order their soldiers to kill)
(And to fight for a cause they've long ago forgotten)

Are you going to Scarborough Fair
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
She once was a true love of mine


中世の様子を伝える絵画を背景に美しいメロディーをどうぞ

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1970年2月にビルボード1位になりそのまま6週間トップをキープした
この曲のレコーディング中、隠れていた軋轢が表に出て
結局アルバム完成後グループは解散した
ポール・サイモンはアート・ガーファンクルにソロで歌うよう主張したことを悔やんでいる
結果、ガーファンクルに注目が集まり、サイモンは二次的な立場に退いた形になった
ガーファンクルは初めからこの曲は自分向きではないと考えて
リード・ヴォーカルを希望していたわけでなかった
彼はサイモンが歌ったほうが良いと考えていたようだ
近年の"Old friends'" tourでは二人で交互にヴォーカルをつとめている

サイモンが1969年に曲をかき始めたときは2節の詞からなるピアノ曲だった
しかしガーファンクルとプロデューサーの
3節の詞と最後に向けての盛り上がりが必要
という考えに基づいてポールは3節目の詞を書いた

ポール - 「3節目の詞は当時付き合っていたペギーのことなんだ 
        『帆を揚げて / 進むんだ シルバー・ガール / 君が輝く時が来た』
        この部分はまったくのジョークさ
        ある時彼女が白髪を見つけて騒いでいたのを思い出して書いたのさ・・・」

なんだか拍子抜けする

******************************

疲れ果てて
自分が取るに足らない人間だと感じるような時
涙があふれそうな時
僕が拭いてあげよう

僕は君の味方だよ
難しい時代になって
友達もなかなか見つからない時
苦難に満ちた行く手にかかる橋のように
僕が体を横たえよう
苦難に満ちた行く手にかかる橋のように
僕が体を横たえよう

君が落ちぶれて
路上をさ迷い
夕闇がつらく迫ってきたら
僕がなぐさめてあげよう

僕が君の代わりになろう
暗闇の中で
苦しみに満ちている時
苦難に満ちた行く手にかかる橋のように
僕が体を横たえよう
苦難に満ちた行く手にかかる橋のように
僕が体を横たえよう

帆を揚げて
進むんだ シルバー・ガール
君が輝く時が来た
君の夢は行く手に広がっている

君の夢がどんなに輝かしいものか見てごらん
友達が必要なら
僕がすぐ後にいる
苦難に満ちた行く手にかかる橋のように
君の心を和らげてあげよう
苦難に満ちた行く手にかかる橋のように
君の心を和らげてあげよう

***********************

When you're weary
Feeling small
When tears are in your eyes
I will dry them all

I'm on your side
When times get rough
And friends just can't be found
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

When you're down and out
When you're on the street
When evening falls so hard
I will comfort you

I'll take your part
When darkness comes
And pain is all around
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

Sail on Silver Girl,
Sail on by
Your time has come to shine

All your dreams are on their way

See how they shine
If you need a friend
I'm sailing right behind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind


Simon & Garfunkelはこちらから

Elvis Presley ラスヴェガスのライブもどうぞ



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